×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
80歳を過ぎた近年も自作の改訂を行うなど旺盛な創作意欲を見せている中国文学界の至宝・金庸の、現時点での実質的な絶筆が「鹿鼎記」である。
本書を原作とした数多い映像化作品の中でも、チャウ・シンチー主演の映画『ロイヤル・トランプ』シリーズや、トニー・レオン主演の香港TVBドラマなどが有名だ。
主人公は、義侠心よりも損得勘定が先に来るというでたらめな自由人。
この武侠ヒーローにあるまじき人物が、歴史上実在した人物や事件と絡みながら大活躍するコメディタッチの物語は、金庸作品の中でも異色作と言われる。
その原作を尊重し、丹念に映像化した最新ドラマ版の本作だが、俗物的な主人公の行動に中国政府からクレームがついたというニュースが巷を駆けめぐったり、ネットに流出した予告映像にアクセスが殺到するなど、完成前から大きな話題を振りまいた。
蓋を開けてみれば、中国本土で初のお目見えとなった南京を皮切りに、放映されたほぼ全てのチャンネルで視聴率トップを記録。
多くの視聴者から、これまで最も評価の高かったトニー・レオン版を遥かに凌ぐ人気と支持を集めることとなった。
主演は、人気・実力共に中国若手俳優トップの座に上り詰めたホァン・シャオミン。北京五輪の閉会式でもジャッキー・チェンやアンディ・ラウと並んで登場し、その絶対的な人気を見せつけた。
日本では『神雕侠侶』のDVD発売及び衛星・ケーブルでの放送で人気に火が付き、遂に08年夏、主演ドラマ『新・上海グランド』が地上波で放送開始。初の来日イベントも大成功を収めた。
本作での役どころは『神雕侠侶』のシリアスな英雄・楊過とは正反対のキャラクター・韋小宝。博打が得意で武芸の腕はからっきし、口と頭はよくまわり、7人もの妻を持つ破天荒なお調子者をコミカルに演じている。
そんな彼のお相手を務める女優達も、いずれ劣らぬ美女揃い。チャン・ツィイー、クリス・リーに続き「タイムズ」誌の表紙を飾った3人目の中国人リウ・ユン。ジャッキー・チェンや反町隆史とも共演した香港のチェリー・イン、『連城訣』『天龍八部』で抜群の演技力を見せた中国のスー・ツァンほか、様々なタイプの美女が集う様は、まさに百花繚乱といった趣きだ。
そのうちのひとり、リー・フェイエルはホァン・シャオミンのMVにも出演、ロマンスの噂も囁かれた。
歴史的傑作『射雕英雄伝』を始めとする多くの金庸原作ドラマを手がけた名プロデューサージャン・ジージョン以下、総監督ユー・ミンや撮影のイエ・ツーウェイ、アクション監督のチャオ・ジェンら、敏腕スタッフが再登板。約6億円もの製作費を投じ、観る者の期待を裏切ることのない、壮大で優美、超絶にして華麗な、唯一無二の世界を創り上げた。宮中に暗躍する宦官から国家転覆を図る邪教集団、果ては清を取り巻く列強までを手玉に取る規格外のヒーロー・韋小宝の活躍に胸がすく、痛快無比の娯楽超大作!
物語
清朝、康熙元年。揚州の妓楼、麗春院に脱獄犯・茅十八(ぼう・じゅうはち)を追う官吏の一団の姿があった。
そこへ茅十八に加勢する侠客も現れ、麗春院はたちまち戦場さながらの修羅場に。その剣戟の響きを縫うようにちょこまかと動き回っては役人たちをてこずらせているのは、遊女の息子・韋小宝(い・しょうほう)である。
官吏に母を殴られたうえに、自分もこてんぱんにされたことで腹を立てた彼は、勝手に茅十八に肩入れしていたのだった。子供ながらに喧嘩や博打、とにかく面白いことが心底好きな韋小宝は、偶然にも茅十八の窮地を救ったのをいいことに、北京に向かう彼につきまとうようにして、とうとう都へ辿り着いてしまった。
ひとまず腹ごしらえをしようと立ち寄った飯屋で、傍若無人な振る舞いの満州人力士たちを目にした韋小宝は、早速騒動を起こす。懲らしめてやろうという義憤半分、いたずら心半分で力士たちをけしかけ、茅十八と手合わせするように仕向けたのだ。7人を相手に一歩も引かぬ戦いぶりの茅十八。
その様子を暗い眼差しで見つめる者があった。長く垂らした銀髪に、土気色の顔。異様な風体をした老宦官、その名を海大富(かい・だいふ)といった…。
本書を原作とした数多い映像化作品の中でも、チャウ・シンチー主演の映画『ロイヤル・トランプ』シリーズや、トニー・レオン主演の香港TVBドラマなどが有名だ。
主人公は、義侠心よりも損得勘定が先に来るというでたらめな自由人。
この武侠ヒーローにあるまじき人物が、歴史上実在した人物や事件と絡みながら大活躍するコメディタッチの物語は、金庸作品の中でも異色作と言われる。
その原作を尊重し、丹念に映像化した最新ドラマ版の本作だが、俗物的な主人公の行動に中国政府からクレームがついたというニュースが巷を駆けめぐったり、ネットに流出した予告映像にアクセスが殺到するなど、完成前から大きな話題を振りまいた。
蓋を開けてみれば、中国本土で初のお目見えとなった南京を皮切りに、放映されたほぼ全てのチャンネルで視聴率トップを記録。
多くの視聴者から、これまで最も評価の高かったトニー・レオン版を遥かに凌ぐ人気と支持を集めることとなった。
主演は、人気・実力共に中国若手俳優トップの座に上り詰めたホァン・シャオミン。北京五輪の閉会式でもジャッキー・チェンやアンディ・ラウと並んで登場し、その絶対的な人気を見せつけた。
日本では『神雕侠侶』のDVD発売及び衛星・ケーブルでの放送で人気に火が付き、遂に08年夏、主演ドラマ『新・上海グランド』が地上波で放送開始。初の来日イベントも大成功を収めた。
本作での役どころは『神雕侠侶』のシリアスな英雄・楊過とは正反対のキャラクター・韋小宝。博打が得意で武芸の腕はからっきし、口と頭はよくまわり、7人もの妻を持つ破天荒なお調子者をコミカルに演じている。
そんな彼のお相手を務める女優達も、いずれ劣らぬ美女揃い。チャン・ツィイー、クリス・リーに続き「タイムズ」誌の表紙を飾った3人目の中国人リウ・ユン。ジャッキー・チェンや反町隆史とも共演した香港のチェリー・イン、『連城訣』『天龍八部』で抜群の演技力を見せた中国のスー・ツァンほか、様々なタイプの美女が集う様は、まさに百花繚乱といった趣きだ。
そのうちのひとり、リー・フェイエルはホァン・シャオミンのMVにも出演、ロマンスの噂も囁かれた。
歴史的傑作『射雕英雄伝』を始めとする多くの金庸原作ドラマを手がけた名プロデューサージャン・ジージョン以下、総監督ユー・ミンや撮影のイエ・ツーウェイ、アクション監督のチャオ・ジェンら、敏腕スタッフが再登板。約6億円もの製作費を投じ、観る者の期待を裏切ることのない、壮大で優美、超絶にして華麗な、唯一無二の世界を創り上げた。宮中に暗躍する宦官から国家転覆を図る邪教集団、果ては清を取り巻く列強までを手玉に取る規格外のヒーロー・韋小宝の活躍に胸がすく、痛快無比の娯楽超大作!
物語
清朝、康熙元年。揚州の妓楼、麗春院に脱獄犯・茅十八(ぼう・じゅうはち)を追う官吏の一団の姿があった。
そこへ茅十八に加勢する侠客も現れ、麗春院はたちまち戦場さながらの修羅場に。その剣戟の響きを縫うようにちょこまかと動き回っては役人たちをてこずらせているのは、遊女の息子・韋小宝(い・しょうほう)である。
官吏に母を殴られたうえに、自分もこてんぱんにされたことで腹を立てた彼は、勝手に茅十八に肩入れしていたのだった。子供ながらに喧嘩や博打、とにかく面白いことが心底好きな韋小宝は、偶然にも茅十八の窮地を救ったのをいいことに、北京に向かう彼につきまとうようにして、とうとう都へ辿り着いてしまった。
ひとまず腹ごしらえをしようと立ち寄った飯屋で、傍若無人な振る舞いの満州人力士たちを目にした韋小宝は、早速騒動を起こす。懲らしめてやろうという義憤半分、いたずら心半分で力士たちをけしかけ、茅十八と手合わせするように仕向けたのだ。7人を相手に一歩も引かぬ戦いぶりの茅十八。
その様子を暗い眼差しで見つめる者があった。長く垂らした銀髪に、土気色の顔。異様な風体をした老宦官、その名を海大富(かい・だいふ)といった…。
PR
この記事にコメントする